本記事を読んでもらいたい方
・瀬戸内海の島をのんびりとひとり旅したいと考えている方
・直島と小豆島に初めて行くので、ざっくりと観光スポットとタイムスケジュール感覚を掴みたい方
・スケジュール設定の反省点を知ってから旅の計画を立てたい方
タイムスケジュールと費用
※2024年8月のとある日の情報です。費用と時刻表など最新のものを確認してください。
京都駅を起点に直島、小豆島を一泊二日で観光しました。宿泊は高松です。費用は約5万円でした。
下の折りたたみ部分を開くとタイムスケジュールと費用の詳細が出てきます。
タイムスケジュールと費用の詳細
初日
拠点・観光スポット | 時間 | 備考・費用 |
京都駅〜岡山駅 | 6:55〜7:55 | のぞみ271号 乗車券+新幹線特急券=8300円 |
岡山駅〜宇野港 | 8:10〜9:06 | 両備バス・玉野渋川特急線660円 |
宇野港〜宮浦港(直島) | 9:22〜9:42 | 四国汽船フェリー:300円 |
宮浦港散策+レンタサイクル手続き | 散策+手続き時間:約30分 | コインロッカー:300円 電動自転車:1200円 |
宮浦港〜本村エリア駐輪場 | 移動時間:約10分 | 自転車移動 |
ANDO MUSEUM見学 | 移動+見学時間:約30分 | 鑑賞料:520円 |
本村エリア散策 | 見学時間:約25分 | 徒歩 |
本村エリア駐輪場〜地中美術館 | 移動時間:約20分 | 自転車移動+徒歩 |
地中美術館見学 | 見学時間:約45分 | 鑑賞料:2100円 |
地中美術館〜ベネッセハウスミュージアム | 移動時間:約20分 | 徒歩+自転車+徒歩 |
ベネッセハウスミュージアム見学 | 見学時間:約45分 | 鑑賞料:1500円 |
ベネッセハウスミュージアム〜つつじ荘 | 移動時間:約25分 | 徒歩 |
つつじ荘〜北ゲート | 移動時間:約10分 | 場内無料バス |
北ゲート〜宮浦港 | 移動時間:約20分 | 自転車 |
宮浦港〜高松港 | 17:00〜18:00 | 四国汽船フェリー:520円 |
ホテル着 | 移動時間:約20分 | 宿泊料:約12000円 |
二日目
拠点・観光スポット | 時間 | 備考・費用 |
高松港〜池田港(小豆島) | 6:50〜7:50 | 国際両備フェリー:700円 |
池田港ターミナル前〜紅雲亭 | 8:20〜8:50 | 小豆島オリーブバス・寒霞渓急行線300円 |
紅雲亭〜寒霞渓山頂 | 9:00〜9:10 | 寒霞渓ロープウェイ:1300円 |
寒霞渓山頂散策 | 散策時間:約50分 | |
寒霞渓山頂〜紅雲亭 | 10:00〜10:10 | 寒霞渓ロープウェイ:1300円 |
紅雲亭〜オリーブ公園 | 移動時間:約30分 | 自転車移動 |
オリーブ公園散策 | 散策時間:約60分 | |
オリーブ公園〜草壁港 | 移動時間:約15分 | 自転車移動 |
昼食(手打ちうどん三太郎) | 食事時間:約30分 | 冷やし醤油かけうどん:約750円 |
草壁港〜醤の郷エリア | 移動時間:約20分 | 自転車移動 |
醤の郷散策 | 散策時間:約50分 | マルキン醤油記念館入場料:500円 |
丸金前〜土庄本町 | 13:44〜14:25 | 小豆島オリーブバス:300円 |
土庄本町〜エンジェルロード | 移動時間:約15分 | 徒歩 |
エンジェルロード散策 | 散策時間:約20分 | |
エンジェルロード〜土庄港観光センター | 移動時間:約20分 | 自転車移動 |
土庄港〜新岡山港 | 15:40〜16:50 | 国際両備フェリー:1200円 |
新岡山港〜岡山駅 | 17:00〜17:40 | 岡電バス:500円 |
岡山駅〜京都駅 | 18:05〜19:11 | のぞみ182号:8300円 |
観光記録
京都駅から直島へ
新幹線で京都駅から岡山駅に移動し、改札を出て左手(東口方面)に向かいます。東口バスロータリーの東口2番乗り場から両備バス・玉野渋川特急線というバスに乗り込みます。この日はバスの混雑は無く、着席して宇野港まで行くことができました。人が少なくて「直島行く人ってこんなに少ないの?」と思ってました。(実際は多かったです)
バスは特急と書いてあったので、「普通のバスと何が違うのか?」を調べてみました。橋で児島湾/児島湖を児島半島側に渡った後、宇野港に真っ直ぐ向かうのが特急バス(所要時間:約50分)で、他には約70分かかる経路だったり、約80分かかる経路のバスも別にあるようです。
少し時間があったので宇野駅を見てきました。ちょうど電車が到着したタイミングで多くの人が降りてきました。バスよりも電車で来る方が多いようです。宇野駅前にはコンビニとトイレがあります。チケット売り場でフェリーのチケットを購入してフェリーに乗り込むと、フェリーの中は結構混んでいて窓際の眺めが良い席は全て埋まっていました。フェリーは大きく揺れることもなく、静かにスイスイと進んでいきます。20分ほどで宮浦港に到着です。フェリーの右手前方に赤かぼちゃが見えてきて、赤かぼちゃ前に行列ができてます。写真撮影待ちですね。
電動自転車のレンタルと直島観光の準備
フェリーを下船し、すぐ右手の広場の赤かぼちゃの写真を撮りに行きました。その後、フェリーターミナル海の駅なおしまに戻りました。ここでは観光案内を入手したり、帰りの宮浦港→高松港のチケットを購入したり、トイレに寄ったり、コインロッカーに荷物を入れたりして旅の準備を整えました。一番小さいコインロッカーを使って300円。その後、海の駅なおしまの目の前にある「おうぎや」というお店で電動自転車を借ります。事前にネット予約を入れていて、費用は1200円/日でした。この日は混雑していて、列に並んでから手続きが終わるまで20分ほどかかりました。フェリー降りたらレンタサイクルに直行して、自転車を借りてから赤かぼちゃと海の駅なおしまを見にいくべきだったな・・。電動自転車は3段ギア付き、アシストの強さが選べるタイプでした。
宮浦港から本村エリアのANDO MUSEUMへ
「おうぎや」を出てから左手に進み、すぐの曲がり道を左に進みます。坂道になっているので電動自転車の存在がありがたいです。途中にコンビニがありました。暫く走ると道が二股に分かれる信号があり、そこは右手に入っていきます。そのまま直島町役場を超えて道なりに進むと左手に駐輪場があったので、そこに自転車を停めました。(この駐輪場だけでなく、もう少しANDO MUSEUMよりにも駐輪場はあります)
The Naoshima Plan「水」に行きたかったので、駐輪場から少し戻ってすぐの小道を左折します。目の前まで行ってみたものの、営業時間は11:00〜のため入れず。しかも訪れた日は休館日でした。参考にしたパンフレットによって情報が少し異なるのですが、どうも土日に開館しているようです。訪問の際は要確認ですね。 道から少しだけ中が見えましたが、心が休まる空間が拡がっていました。入りたかったな。
もう一度駐輪場の前の道に戻り、直島港方面に進んでいきます。すると左手に農協があり、農協を左折すると本村ラウンジ&アーカイブというお土産グッズとか家プロジェクトのチケットが売っている施設がありました。入り口には「当日限定 日傘貸出サービス」回収ボックスがありました。猛暑日にはとてもありがたいサービスですね。
そのまま海の方に進むとバルーンをいくつも重ねたような気になる建物が見えてきます。なんだろうと思って行ってみると、これは直島港ターミナルでした。待合室などがあります。目立ちますね。
もう一度農協前に戻り、農協前の十字路を南に進むと右手にANDO MUSEUMがあります。外観は古民家、中は打ちっ放しコンクリートの建築物となっていて、不思議な感じがする素敵な空間でした。中では直島の建築物の歴史などを見ることができました。
本村エリアの散策とANDO MUSEUMの見学で約55分ほど。地中美術館の予約時間になってしまったので、駐輪場に戻ります。
直島ダムを経由して地中美術館へ
駐輪場に戻って宮浦港方面へ走ります。すると「地中美術館はこっち」という青い看板が左手に見えてくるので左折します。坂を登ったり降ったりして直島ダムの横を抜けていきます。途中、「家プロジェクトは左折」を示す青い看板がありました。本村エリアの南側の駐輪場を使っていれば、そちらのルートからも行けそうです。
途中、巨大なゴミ箱をモチーフにしたアート作品がありました。写真だと大きさが伝わりにくいですね。3m以上の高さがあると思います。
さらに進むと少し複雑に感じる交差点があります。北ゲートですね。ここはダム沿いに右折していく感じです。もう少し進むと右手に地中美術館のチケットセンターがあります。チケットセンターに自転車を停めて、先ほどの道をさらに進みます。この道の左には「地中の庭」という睡蓮などを楽しめる庭があり、庭を通って地中美術館に進みます。
地中美術館に到着です。本村エリアの駐輪場から約20分、地中美術館には約45分滞在しました。入り口で受付の方にチケット画面を見せ、中で写真を撮らないとの注意事項を説明してもらってから中に入ります。
中はコンクリート打ちっ放しの空間が拡がっています。中庭のような空間、螺旋状の通路と階段などがあり、建物を見るだけでも楽しめました。チケットに人数制限があるため混雑なく、モネの絵画をゆっくりと見ることができました。他の美術館にあるような行列/人だかりはありません。ウォルター・デ・マリアの作品は自然光が入って綺麗な空間でした。とても静かで、自分の足音だけが響いていました。ジェームズ・タレルの作品は不思議な感覚を味わえました。
地中美術館は順路が特になく、どの作品から見てもOKでした。館内が薄暗く、案内表示が最小限となっているため、出口がわからずに迷いました。結局のところ、入口と出口は同じところでした。名残惜しいですが、ベネッセハウスミュージアムに向かいます。
地中美術館からベネッセハウスミュージアムへ
チケットハウスにある自転車に乗って北ゲートに戻り、北ゲート前の駐輪場に自転車を停めます。
※ちょっと後悔したポイントです。つつじ荘から場内無料バスで地中美術館に戻ることを考えると、地中美術館の駐輪場に自転車を残しても良かったかも。。
北ゲートからベネッセアートサイト直島エリアに入ります。少し道なりに進むと右手に李禹煥美術館があります。美術館の中には入りませんでしたが、庭だけ見てきました。
眺めが良い道をそのまま進み、地中美術館を出て20分ほどでベネッセハウスミュージアムに到着しました。道の左手にあります。入り口で鑑賞料1500円を払って中に入ります。
地中美術館でも同じでしたが、ベネッセハウスミュージアムでも自分が何階にいて、手元の館内マップのどこにいるのか把握が難しく、入り口付近で暫く館内マップを食い入るように見ます。(館内を一周してから再度館内マップを見て、入り口が1階、地下1階と1階に作品が多くあり、2階にも少しある、と頭の中を整理できました)。様々な種類の作品を見ることができました。私はアートに詳しいわけでもないので、色々あるな・・と館内を一周して約45分滞在しました。作品をじっくり見たい方はもっと長い時間でスケジュールを組んでおいた方が良いと思います。
屋外作品を見ながらつつじ荘方面へ
ベネッセハウスミュージアムを出ると道を挟んで向かい側に、海に向かって降りていく道があるので進んでみます。
道を進んでいくと道路に出て、道路の向こうには広い敷地と海と屋外作品があります。非常に暑い日でしたが見てまわりました。海を見下ろす位置にある茶碗、巨大な球体のオブジェなどがあります。球体のオブジェは地中美術館にも同じ作家の作品がありましたね。
ベネッセハウスミュージアムの海側の屋外作品を鑑賞した後、道に戻って右方向、つつじ荘に向かいます。非常に暑い日だったので、「多くの作品を見ることができたし、地中美術館方面に引き返して自転車で宮浦港に戻ろうか・・」という気持ちが芽生えます。一方で、「せっかく直島に来たのだから、黄色いかぼちゃは見たい」という気持ちが勝り、先に進むことにします。
道なりに進むと左手側に多くの作品がある広場があります。お土産屋もありました。さらに進んでいくと右手の海側に黄色いかぼちゃが見えてきました。写真撮影待ちで15人ほど並んでいました。
黄色いカボチャの作品を超えると人とバスが集まっているエリアがあります。ここがつつじ荘で、本村方面の町営バスと地中美術館方面の場内バスの接続ポイントですね。ベネッセハウスミュージアムを出てから約25分経過しました。春と秋なら徒歩で地中美術館方面(北ゲートの駐輪場)に戻っても良いと思いましたが、今回は場内バスで戻ります。バスは李禹煥美術館ヴァレーギャラリー前で降りて、少し歩けば北ゲートの駐輪場です。
北ゲートから宮浦港を経由して高松へ移動
北ゲート駐輪場に到着しました。フェリーの時間まで余裕はあるので本村エリアに戻るか迷いましたが、体力面を考えて宮浦港に戻って休憩することにしました。自転車に乗って地中美術館方面に走り、さらに地中美術館を越えて進みます。とても眺めが良い道です。そして、長い下り坂でスピードが結構出ます。眺めに気を取られて事故にならないように気をつけましょう。道に迷うことはなかったです。
宮浦港に到着し、自転車返却・ロッカーの荷物回収・レモンサイダーの購入など帰り支度をしてフェリーに乗り込みます。
高松への移動中にgoogle mapでフェリーの位置を見てました。真っ直ぐ高松に向かうのではなく、少し西の方に通り過ぎてから高松に向かっているようでした。高松には約1時間で到着しました。
高松に着いてホテルへ移動します。近場で食事を済ませて、この日は早めに寝ることにしました。
直島観光の振り返り
- 地中美術館の予約時間を1時間後ろ倒しにして、本村エリアで家プロジェクトを見る時間を増やしたら良かったかな。
- 地中美術館の予約はしていましたが、家プロジェクトにも予約/時間指定が必要なところがあると認識してませんでした。予約が必要なところが増えていくようなので、ベネッセアートサイト直島の公式ページを確認しておいた方が良いです。
- バスの時間を気にせずに動きたかったのでサイクリングを選択しました。しかし、ベネッセアートサイト直島エリアは自転車通行禁止なので、エリア内を鑑賞した後に再度戻る必要があります。
- 「直島(なおしま)観光旅サイト」直島町観光協会公式とガイドマップダウンロードのページには大変お世話になりました。印刷物は海の駅なおしまで入手することができました。
直島・小豆島一泊二日 〜のんびり一人旅〜 後編に続きます。翌日は朝6:50高松港発のフェリーに乗るところからスタートです。
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